睡眠に大事なのは時間より『質』

「理想的な睡眠時間寝ているのに目覚めがスッキリしない」というのはよく聞くお悩みごとのひとつです。その理由は、『質』のよい睡眠がとれていないからです。

始めの3時間が肝心

睡眠中は、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を繰り返しています。
入眠直後ノンレム睡眠に入り、その後はレム睡眠となり、このサイクルが4,5回繰り返されるうちに、
だんだん睡眠深度が浅くなり目覚めます。
ここで重要なのが最初の3時間 で、いかにグッスリ眠れるかが睡眠全体の質を決めるのです。
無駄に長く寝るよりもねむりへの満足度が上がり、日中の活動の質も上がります。

深い眠りで脳の疲労回復

睡眠の大切な役割のひとつに脳の休息があります。脳は眠っている間しか休むことも、修復もできないのです。
浅い眠りだと脳の疲労を回復できず、脳疲労が蓄積されていき「理想的な睡眠時間寝ているのに目覚めがスッキリしない」「頭が重い」「頭が働かない」などといった症状が出てきてしまいます。
疲れた脳は、交感神経を優位にし、リラックスできずに緊張した状態が続く…脳にもカラダにも最悪です 。

深い眠りが元気と美しさをつくる

深い眠りの時には成長ホルモンが分泌されます。1日の分泌量の約7割が睡眠中に分泌され、そのうち約7割が入眠後2,3時間の深い眠りの時といわれています。
成長ホルモンは、肌、筋肉、骨、血管、内臓の傷んだ細胞を修復し、新陳代謝をサポートし、免疫力や脳、視力の働きを強化する働きがあり、十分な睡眠がとれていないとカラダのメンテナンスに支障をきたすだけでなく、ウィルスがカラダに侵入しやすくなったり、風邪などが治りにくくなったりと健康にも影響します。
また、アンチエイジングホルモンとも呼ばれ、肌のターンオーバーを促進してくれることから、美容促進・美肌効果も期待できます。


PM10:00~AM2:00をゴールデンタイムなどと耳にしたことがあるのではないでしょうか?!
この時間帯にしっかり寝ていなくても大丈夫。
入眠後3時間の「深い眠り」=「質の良い眠り」こそがあなたにとってのゴールデンタイムなのです。

この記事を書いた人

大原智子
大原智子睡眠インストラクター・快眠カラーコンサルタント/健康管理士一般指導員
『夜になれば眠るのが当たり前』じゃない現代日本人。
平均睡眠時間は世界ワースト1、5人に1人は睡眠に問題を抱えている現状。
"一億総活躍社会" "働き方改革"と叫ばれる社会の裏で、睡眠時間を削って働き心身の健康を害したり、多くの女性たちがいくつもの役割を全うするために睡眠時間を削って頑張る姿を目の当たりにします。
「睡眠」の時間・質の向上によって、その人が持つ最高のパフォーマンスが発揮され、健康(病気でない)ということだけでなく、それを基盤とした豊かでイキイキとした人生をゴールとしたウェルネスライフにつながることを、多くの皆様に伝え、共有できることを望んでいます。一人でも多くの人が「良く寝た」「すっきりした」と朝を迎えるために、『医療の手前』で出来ることに向き合い、取り組んでいます。
まずは、知ること、そして意識を変え、行動を変え、習慣化させる…良質な睡眠の力で、健康も美しさも手に入れましょう。